平等院(京都府宇治市)の本尊、阿弥陀(あみだ)如来坐像(国宝)の修理が終了、約1年半ぶりに鳳凰堂に戻され30日、魂を入れ直す「奉告式」が営まれた。
金箔(きんぱく)を押し直したほか、木製だった白毫(びゃくごう)を水晶に戻し、黄金の輝きを取り戻した。
9月1日から堂内の拝観を再開する。
阿弥陀如来坐像は、優美な作風で知られる仏師定朝の作で、高さ約280センチ。
昨年2月に鳳凰堂から境内の修理工房に移され、約半世紀ぶりに修理を進めていた。
表面の金箔の剥落(はくらく)を漆で止め、顔に金箔を押し直した。江戸時代以来木製だったみけんの白毫は水晶に戻し、欠けていた螺髪(らほつ)を補って、24日に鳳凰堂内の仮台座の上に戻された。
代わって、頭上の天蓋の修理に約100年ぶりに着手したばかりで、台座、光背も含めすべての修理が終わるのは07年秋の予定。
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